うさこの近況報告

日々の記録を綴ります

今日の一冊。

先日の、いつもより少し遅めに帰宅した娘の発言。



「学校の図書館で、『アドラー心理学』読んでたら帰るの遅くなっちゃった。」



やたらと素敵な発言だったので、心の中で反芻しちゃいました。
なんかかっこいい。


その数日後、「担任の先生の本棚にあったから貸してもらった。」というのを、
ついでに私も読ませてもらったのが今日の一冊。

『アドラーの教え』です。


心理学って、理屈っぽくて難しいイメージもあるのですが、
これはマンガで、しかも現代の身近な事例で説明しているのでわかりやすい。


「課題の分離」や「共同体感覚」など、
私が漠然と頭の中で考えていたことが言葉で整理してあり、
そうか!そういうことだよね!といろいろ納得。



この本を読んいたら、会社員時代、課題を解決する手法で、
「ソリューションフォーカス」の研修を受講したことを思い出しました。
これは、「課題の原因」を追究するのではなく、
「課題解決のためにいま自分は何ができるか」に焦点をあてる考え方。


上司の立場で部下のやる気を引き出したり、
部下の立場で上司に課題解決を提案するロールプレイを何度も行い、
これは面白いなと感じた研修の一つでした(当時は眠くなる研修も多かった)。


アドラー心理学の「原因論ではなく目的論」という部分が、
ソリューションフォーカスと少し共通している気がして面白かったです。



しかし、高校一年生にして心理学に興味を持ち始めた娘。
友人関係とか進路とか、いろいろ悩むお年頃。
こういう本からヒントを得るのもいいことなので、
静かに見守ることにしようと思っています。