今日の一冊。
会社員時代、毎月『ダヴィンチ』を購入していた時期がありました。
お昼休みに、自席でお弁当を食べながら読む習慣でした。
『ダヴィンチ』で面白いエッセイを書く人がいて、
どんな人か知らないけど、とにかく文章が好みで、
毎月購入したら一番に読んでいたのが星野源さんでした。
同じ川口出身で同じみずがめ座だし、年齢も近くて親近感があったのですが、
『SUN』がヒットして歌う姿を見かけるようになり
(「この人があの文章を書くのか!」と本人を初めて見て感動)、
『逃げ恥』で俳優としての姿を見るようになり、徐々にファンになったのですが、
『ダヴィンチ』での、「文筆家・星野源」が私の中での源さんの原点。
当時は、源さんのエッセイを読んだ後、オードリーの若林さんのエッセイを読んで、
そのあと最初のページから順に読むのが定番でした。
最近は、本屋で軽く立ち読みするか、図書館でチェックする程度ですが、
ダヴィンチに掲載されている芸能人のエッセイを読むのは今でも好きです。
というわけで、今日の一冊。
弘中綾香『アンクールな人生』。
娘の中学受験が終わった3年ぐらい前にダヴィンチでエッセイを読んで、
「子ども目線で感じる中学受験ってこういうことなのか。」と思った記憶があります。
弘中ちゃん(勝手にちゃん付け)の人生の回顧録ですが、
感情移入しすぎずに、冷静に客観的に自分のことを綴っていて、
自分の学生時代に重ね合わせて懐かしくなったり、娘の将来を想像してみたり。
読みやすくていい本だなと思いつつ、
読みかけの状態でリビングのテーブルに置いて料理をしていたら、
いつの間にか娘が夢中で読んでいました。
面白かったらしく、「また面白いエッセイがあったら教えて。」とのこと。
そっか、おそらく娘は初めて「エッセイ」というジャンルを読んだはず。
進路とか将来のことを考え始めるお年頃だし、
弘中ちゃんの回顧録は、きっとなにか参考になったに違いない。
弘中ちゃん、ありがとう。
自分より若い人のエッセイはあまり読まないのですが、
ちょっとリサーチしてみようかなと思います。
とりあえず、図書館でじっくりダヴィンチ読もう。
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