昨日の一冊。
昨日は体調がイマイチだったため(時折古傷が痛む日がある)、
自宅でのんびりしながら一冊読了。
朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』。
朝井リョウさんの文章はとても繊細な表現があり、
日頃閉じている、私の心のデリケートな部分を開いて刺激してしまうので、
たまに読むことにしています(たまになら必要な刺激だと思う)。
そしてやっぱり、今回もグッと引き込まれて読み終わりました。
特に、本編を読み終えた後の、
巻末にある「特別付録」と「解説」の文章が心に残りました。
自分の感情を言語化するのはとても難しいことだと思っているのですが、
そんな私の心のもやもやを二人が言語化してくれたようで、とても嬉しい。
「内側から腐っていく痛み」と言う表現が絶妙です。
違和感を感じていたのは私だけじゃないんだなと、なんだか安心。
自分の生きかたに迷ったときにまた読もうと思う、そんな一冊。
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