本日の読了はこちら。

笠井奈津子『何もしない習慣』。

会社員時代は、仕事と家事と育児で毎日忙しくて、
いつも時間との追いかけっこをしている気分だったのですが、
仕事を辞めても、意外と毎日忙しかったりします。

忙しさの質が会社員時代とは違いますが（日々のプレッシャーも）、
「何もしないでゆっくり休む時間」って、意識しないと作れなくて。

そこで、以前はお風呂で湯船につかるときに歯みがきをしていたのですが、
最近、湯船の時間は何もしないでぼんやりするようにしています。

体がじんわり温まるのを感じながら、今日一日を振り返ってみたり、
今後の楽しみな予定を立ててわくわくしてみたり。
この時間があると、夜、気持ちよく眠れるから不思議。

子育てを経験したら、いつの間にか、
タスクを先取りしてどんどんこなしていく生き方になっていたのですが（しかし先取りはキリがない）、
これからはタスクを減らして棚卸して、
優先順位をつけていこうと思うようになりました。

そこでこの本。
大事なことがたくさん書いてありましたが、私の心に残ったのはこの言葉。

「優しさは体力でできている」

しんどい時って、自分のことで精いっぱいになって他者にきつく当たってしまい、
反省して自己嫌悪の悪循環に陥りがちな私。
ちゃんと休んで、体力をつけて、思いやりのある人になりたいです（願望）。